何の為のCMS化?制作側がちゃんとサイト運用を考えているか。

職場で他のチームが「SEO対策込み・MTによる超簡単更新サイト」を謳い文句にしている業者にサイト制作を発注し、出来上がったサイトを見せてもらい目が点になりました。
分厚い操作マニュアル、記事の編集画面に直書きされたMTタグ。
画像は全部CSSでバックグラウンドに配置され、MT側で差し替える工夫がなされていない状態。
結局はHTML、CSS、MTの事をある程度扱えないと更新できない部分が多く、特に画像類の差し替えはCSSの知識が必須という仕様には呆れ返りました。簡単に更新できるのは本文の文章だけ、とういわけです。
他部署なのであまり突っ込んだ指摘はしなかったのですが、本当はその制作会社につくり直しをさせたいところです。
そのサイトは、とあるサービスの成約率を上げる為に作られたもので、目的ははっきりしています。SEOへの施策は常に行われてそれなりの効果は出ているようですがコンバージョンに関しては当初、期待したより上がっていないように見受けられました。
サイト内にはMTから切り離したキャンペーンページがあり、そちらはデザイン変更が自由に出来るので大胆な変更を施したところ、問い合わせ件数、成約件数共に増え始めたようです。
結果、MTで制作したCMSではなく、手打ちのHTMLで作られたページのほうが運用し易く、且つ効果的だったわけです。
運用を考えないCMS化に意味は無い
何の為のSEO対策なのか?何の為のCMS化なのか?
先ほどの話はサイト運営チームが様々な試行錯誤を繰り返し、ようやく成果を得ることが出来たわけですが、MTで制作したCMSサイトよりもそれ以外の部分で実を結んだわけです。
サイト運用側が積極的に変更・修正を加えていけるからこそCMS化の意味があると思うのです。ましてや専門知識がなくても扱えるように作るのは当然のはず。
きっと運用方法に対しての話し合いが足りなかったのだろうとは思うのですが、ある程度予測できる点もあったように思います。
トップページのメイン画像などは効果的なデザインの模索や季節、キャンペーン内容の変更で常に入れ替わるものですし、画像内に何らかの文言が含まれていれば修正作業が発生するのは当たり前です。
にも関わらず、「SEOにだけ特化したCMSであればよい」といった作りになってしまっていたのは残念で仕方ありません。
SEO対策はとても大切ですが、サイト自体に魅力が無ければ意味はありません。
僕的な考えではサイトの魅力を引き出す為にも運用しながらの試行錯誤は当たり前です。そして「攻めのツール」として専門知識なしで様々なキャッチコピーやイメージ画像を積極的に入れ替え、効果を検証できるからこそCMS化の意味があると思うのです。
ツールとして使いづらいから結局あまり使われない・・・・。そういうサイトは悲しいですね。
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